DS.INSIGHTの導入企業
導入企業例:ディップ, 一般財団法人VISITはちのへ, 九州産交バス, 内閣府, 千趣会, 富山西部観光社水と匠, 神戸市役所, 西日本鉄道, 講談社
この記事の目次
DS.INSIGHT(ビッグデータリサーチツール)とは?導入がおすすめの 企業とメリット・デメリット
DS.INSIGHTとは、Yahooの行動ビッグデータを分析できるデスクリサーチツールです。Yahoo!JAPANでは、検索データや、メディア・ECなど多岐にわたる事業を通じて蓄積してきたビッグデータをAI技術を活用して分析して、Yahoo!の自社のサービス改善に活用してきました。Yahoo!独自のビッグデータを開放し、企業や自治体のあらゆる事業活動を支援する評判の高いデータソリューションサービスです。
Yahoo!のビッグデータの特徴は、月間ログインIDの数が、約5、000万人と膨大で、80を超えるサービスがあるのが特徴です。男女比率と年代差のバランスが良く、あらゆる属性のユーザーにリサーチできるという特徴もあります。DS.INSIGHTは、Yahoo!のビッグデータを活用する生活者インサイトの可視化ツールです。DS.INSIGHTには、「peple」と「Place」があります。
pepleは、生活者の検索データから生活者の興味や関心を可視化します。検索データは、生活者の「興味」と「購入意欲」に直結しています。検索データを分析することで、アクションを起こした生活者の性別・年代別、居住地域などの分析が可能です。主な機能として、「上昇キーワード分析」、「関連キーワード分析」、「キーワード比較」、「時系列キーワード分析」、「ランキング」があります。
上昇キーワード分析では、検索が増えて関心が高まっているキーワードの把握が可能です。関連キーワード分析では、キーワード検索時の文脈がわかります。キーワード比較では、キーワード同士を性別・年代別にて検索推移を比較可能です。時系列キーワードでは、ターゲット像と商品検討プロセスの可視化が可能です。ランキングでは、同時検索されているキーワードをランキング形式で閲覧できます。
Placeは、Yahooの位置情報データをもとに特定エリアの生活者の動きをまとめて可視化するサービスが提供されています。マップを見ながら人口推移や興味関心キーワードの閲覧が可能です。人口ヒートマップ機能では、人口の増減が色の濃淡で表現され、性別や年代での絞り込みも可能です。時系列での人口の増減も確認できます。
DS.INSIGHTを導入する上でのメリットは、大手検索サイトのYahoo!が蓄積してきた貴重なデータを見られることと、それを性別年代別にて抽出して見られることです。デメリットについては、ビッグデータの内容がYahoo!に限られることです。
DS.INGITHの導入がおすすめの企業
おすすめできる企業としては以下の通りです。
・Yahoo!ビッグデータを扱いたい企業
・市場動向を把握したい企業
・新製品開発にあたりマーケティングをしている企業
・Googleキーワードプランナーで分析できないキーワードデータが必要な企業
・年代、性別ごとの検索動向を把握したい企業
DS.INGITHがおすすめできない企業
おすすめできない企業については以下の通りです。
・マーケティングの必要が全くない企業
・Google検索を重視していてYahoo!検索のデータは重視しない企業
・年代、性別ごとの検索データ分析を必要としない企業
DS.INSIGHT(ビッグデータリサーチツール)の導入企業
ディップ株式会社、株式会社千趣会、株式会社講談社、内閣府、神戸市役所、九州産交バス、西日本鉄道、一般財団法人VISITはちのへ、一般財団法人富山西部観光社水と匠
DS.INSIGHT(ビッグデータリサーチツール)を導入するには?
DS.INSIGHTはヤフー株式会社が提供しているサービスです。利用するには専用ツールをインストールする必要があります。1ライセンスごとに購入するスタータープランが月額10万円で、10ライセンスパックのスタンダードプランが月額50万円、20ライセンスパックのプレミアムプランが月額80万円です。他に、初期導入費用として12万円かかります。ライセンスは、1インストールごとではなく、1ユーザーごとに1ライセンスが必要です。つまり、インストールしたアプリケーションを複数人数で使うことができないシステムなので注意が必要です。全てのプランは、契約初月は無料で利用できます。(2020年12月6日時点)
利用の流れとしては、資料請求から始めます。公式ホームページから「資料ダウンロード」ボタンを押すと、資料請求申し込みフォームが出るため、氏名や会社名、メールアドレス、電話番号などを入力して「確認ボタン」を押したのちに、「資料請求」ボタンを押します。すると、ヤフー株式会社からメールが来て、メール内のリンクを選択することで、資料のダウンロードが可能です。
次に、公式ホームページの「DS.INSIGHTを申し込む」ボタンを押して、必要事項を記入して申し込みをします。その後、数分後に利用可能になります。
DS.INSIGHTとよく比較されるサービスには、Google BigQueryがあります。このサービスも、ビッグデータを閲覧し分析できるサービスですが、Goole社の所有するビッグデータを扱うのがDS.INSIGHTとの違いです。マルチクラウド分析ソリューションタイプで、クラウドをまたいだデータによる分析ができるのも特徴です。プラットフォームの安全性と信頼性が高いという特徴もあります。
DS.INSIGHTの導入企業
ディップ, 一般財団法人VISITはちのへ, 九州産交バス, 内閣府, 千趣会, 富山西部観光社水と匠, 神戸市役所, 西日本鉄道, 講談社
SaaS名 | DS.INSIGHT |
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公式サイト | https://ds.yahoo.co.jp/insight/ |
運営会社・提供 | ヤフー株式会社 |