Zapierの導入企業
導入企業例:Increments, SK特許業務法人, ピースオブケイク, メルカリ
この記事の目次
Zapier ザピアー(オンライン自動化ツール)とは?導入がおすすめの企業とメリット・デメリット
Zapier(ザピアー)は、米国で誕生したオンライン自動化ツールです。米国はもちろん、日本を含めた世界各国で使用されており、世界を代表するiPaaSのひとつともいえます。ZapierはFacebookやSlack、Gmailなど、2000以上のアプリケーションと連携することができ、オリジナルの業務自動化ツールを作成することができます。高度なプログラミング知識は不要であり、わずか数クリックで自動化システムを作れるのです。また、あらかじめ用意されている「Zaps」を使えば、より簡単に作れることでしょう。
Zapierの活用デメリットはタスクの自動化
Zapierを導入する最大のメリットは、繰り返しが発生する単純作業を自動化できる点にあります。何時間もかけて手作業でコツコツ行うような作業を自動化することで、時間的に余裕が生れます。たとえば、自分宛てに届いたメールをチームで共有したい場合、通常ならチーム全員に転送する必要があるでしょう。メール数が少なければそこまで手間はかかりませんが、メール数が多い場合は転送するだけで時間をとられてしまいます。Zapierで自動化してしまえば、メールが届くたびに転送する作業がなくなり、業務の効率化につながります。
Zapierはアイデア次第でどんな業務にも役立つといえます。TwitterやInstagramといったSNSを積極的に活用している企業であれば、更新情報を自動的に投稿する設定にすることで業務の効率化を図れるでしょう。GoogleカレンダーとSlackを連携させて、スケジュール管理を簡略化することもできます。Googleカレンダーに登録したスケジュールを、自動的にSlackへ通知する仕様にカスタマイズするのです。他にも、SlackとDropboxを連携させて、スピーディーなデータ共有を実現することも可能でしょう。
Zapierの注意点・デメリット
Zapierのデメリットとしては、日本語に対応していないことです。米国のサービスであるため、Zapierのサイトは英語で記載されています。アカウントの登録から自動化ツールの作成にいたるまで、基本的にはすべて英語になります。また、連携できる日本製ツールが少ないのが現状です。ちなみに、チャットワークやキントーンは連携することができます。未対応の日本製ツールと連携したい場合は、Zapier以外のツールを検討することになります。
Zapierの導入がおすすめの企業
・単純作業を自動化して効率化を図りたい企業
・複数のアプリケーションを使用しており管理が大変な企業
・エンジニアがいないため独自でツールを開発できない企業
おすすめできない企業
・英語に不慣れな企業
・日本製ツールと連携させたい企業
・そもそも複数のアプリケーションを使用していない企業
Zapier ザピアー(オンライン自動化ツール)の導入企業
メルカリ,ピースオブケイク,Increments,SK特許業務法人,for Startups,Inc
そのほか、ユーザー数は全世界で400万人を超えています。
Zapier ザピアー(オンライン自動化ツール)を導入するには?運営企業とサービス詳細
Zapierを運営しているのは、カリフォルニア州に社を構えるZapierです。料金プランは「Free」「Starter」「Professional」「Professional Plus」「Teams」「Companies」という6種類が用意されています。それぞれに月額プランと年額プランがあり、年額プランのほうが2割引になります。たとえば、「Starter」の月額プランは25ドル、年額プランはひと月あたり20ドルです。上位プランになるほどZapの数が増え、「Teams」「Companies」では無制限とされています。ちなみにZapとは、Zapierで作成した自動化システム(ワークフロー)のことです。
「Free」は無料プランになります。月額費用は0ドルで、Zapは5つまで作成することができます。たとえば、GoogleカレンダーとSlackを連携させるワークフローと、SlackとDropboxを連携させるワークフローを作った場合、Zapは2つとカウントされます。なお、「Free」以外の有料プランにもトライアル期間が設けてあるため、14日間は無料で使うことが可能です。まずは無料期間を利用して、使い勝手を実際に試してみましょう。なお、ここでご紹介した料金プランは、2020年12月20日時点のものです。
Zapierの利用方法(無料版・有料版)
Zapierへの申込みは、まずアカウントを登録します。Zapierのサイトからメールアドレス・名前・パスワードを入力して「Sign Up」をクリックしましょう。GoogleやFacebookのアカウントをすでに持っている場合は、Sign Upを簡略化できます。サイトにログインしたら、画面に従ってセットアップを完了させます。
有料プランへの申し込みは「Billing&Usage」というページから行います。プランを選択し、クレジットカードなどの支払い方法を登録すれば終了です。申込みに関するすべての手順は、オンライン上で完結します。
Zapierの類似自動化ツールはIFTTT
Zapierと比較されやすいツールには、IFTTTがあげられます。IFTTTは、Zapierより先にリリースしたオンライン自動化ツールです。直感的に使いやすいシンプルな操作性とリーズナブルな料金を特徴とします。
Zapierの無料プラン「Free」は機能が制限されてしまうため、企業で導入する場合は有料プランへの申し込みが必要でしょう。料金の安さだけで選ぶなら、IFTTTを検討してみるとよいかもしれません。
Zapierの導入企業
Increments, SK特許業務法人, ピースオブケイク, メルカリ
SaaS名 | Zapier |
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公式サイト | https://zapier.com/ |
運営会社・提供 | Zapier Inc. |